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【今さら聞けないシリーズ】オウンドメディアとその活用方法
2024.6.5
オウンドメディア

こんにちは!Webプロデューサーのなおです。今回の記事では、ホームページやSNSなどを総称して言う「オウンドメディア」について、それぞれのメディアの役割や基本的な活用方法も含め、ざっくりと解説したいと思います。
目次
オウンドメディアとは?

オウンドメディア(Owned Media)とは、企業や組織が自ら所有し、運営するメディアのことを指します。具体的には、公式ウェブサイト、ブログ、ソーシャルメディアアカウント、メールマガジン、YouTubeチャンネルなどがそれにあたります。オウンドメディアは、自社のブランドや製品、サービスに関する情報を発信し、顧客や見込み客とのコミュニケーションを図るための重要なツールとして活用されています。
オウンドメディアの利点
1.コントロールの自由度
自社が所有するメディアであるため、コンテンツの内容やタイミング、フォーマットなどを自由に決定することができます。これにより、ブランドイメージを一貫して保つことができます。
2.コスト効率
広告や他のメディアを利用するのに比べて、オウンドメディアの運営コストは比較的低く抑えられます。また、一度作成したコンテンツは自社として必要な限り残しておくことができます。
3.顧客との直接的な関係構築
オウンドメディアを通じて、顧客との直接的なコミュニケーションが可能になります。これにより、顧客のニーズやフィードバックを迅速に把握し、対応することができます。
オウンドメディアの種類と役割

1.公式ウェブサイト
- 情報の集約
企業や組織の基本情報、製品・サービスの詳細、会社の歴史やビジョンなど、あらゆる情報を集約して提供します。 - 信頼性の構築
公式な情報源として、企業の信頼性やブランド価値を高めます。 - 顧客サポート
FAQやサポートページを通じて、顧客の質問や問題に対応します。
2.ブログ
- コンテンツマーケティング
専門知識や業界トレンド、製品の使い方など、価値のある情報を提供することで、閲覧者のリピートを促進します。 - SEO対策
検索エンジンでの露出を増やし、オーガニックアクセスを獲得します。 - エンゲージメント
コメント機能を通じて、読者との対話を促進し、コミュニティを構築します。
3.ソーシャルメディアアカウント
- ブランドの認知度向上
広範なオーディエンスにリーチし、ブランドの認知度を高めます。 - リアルタイムコミュニケーション
フォロワーとリアルタイムでコミュニケーションを取り、フィードバックを収集します。 - コンテンツの拡散
ブログ記事やウェブサイトのコンテンツを共有し、閲覧者を誘導します。 - キャンペーン
プロモーションやイベント情報を発信し、参加を促進します。
4.メールマガジン
- 個別対応のコミュニケーション
個別にカスタマイズされたメッセージを配信し、顧客との関係を強化します。 - 関心維持
定期的な情報提供により、既存顧客のエンゲージメントを維持します。 - 追加購入の促進
新製品やサービスの情報を提供し、追加購入を促進します。 - フィードバック収集
読者の意見や感想を集め、サービス改善に役立てます。
5.YouTubeチャンネル
- ビジュアルコンテンツの提供
製品レビュー、使用方法、企業のストーリーなどを動画形式で提供します。 - SEO強化
動画コンテンツを通じて、Google検索結果での露出を増やします。 - エンゲージメント
コメントや「いいね!」機能を通じて視聴者とのインタラクションを促進します。 - ブランドパーソナリティ
動画を通じて企業の個性を視覚的に表現し、ブランドの魅力を伝えます。
オウンドメディア活用のポイント
1.明確な目的と目標設定
オウンドメディアの運営を開始する前に、明確な目的と目標を設定することが重要です。ブランド認知度の向上、問い合わせ、顧客教育、販売促進など、具体的な目標を持つことで、コンテンツ戦略をより効果的に策定しましましょう。
2.ターゲットの理解
閲覧者のニーズ、関心、行動パターンを理解することが必要です。ペルソナを作成し、ターゲット層に適したコンテンツを提供することで、エンゲージメントを高めましょう。
3.高品質なコンテンツの提供
コンテンツの品質は、オウンドメディアの成功に直結します。情報の正確性や独自性など、閲覧者にとっての価値を考慮し、信頼性の高いコンテンツを提供しましょう。また、文章だけでなく、画像、動画、インフォグラフィックなど多様な形式のコンテンツを活用することも有効です。
4.SEO対策の実施
検索エンジンでの上位表示を目指すために、SEO対策は欠かせません。適切なキーワードの選定、メタタグの設定、内部リンクの最適化、ページ速度の改善など、基本的なSEO施策を実施することで、オウンドメディアの検索トラフィックを増やしましょう。
5.コンテンツの一貫性と更新頻度
定期的な更新と一貫性のあるコンテンツ提供が重要です。スケジュールを立てて、計画的にコンテンツを発信することで、閲覧者の関心を維持継続し、リピーターを獲得しましょう。
6.ソーシャルメディアとの連携
オウンドメディアのコンテンツをソーシャルメディアでシェアすることで、より多くの人々にリーチすることができます。また、ソーシャルメディアでのフィードバックを収集して活用することで、コンテンツの改善に役立てることも可能です。
7.データ分析と改善
Google Analyticsやソーシャルメディアのインサイト機能を活用して、訪問者数、滞在時間、ページビュー、エンゲージメント率などの指標をモニタリングしましょう。データに基づいた改善を繰り返すことで、オウンドメディアの効果を最大化できます。
Google Analyticsの活用ポイントについては下記で詳しく紹介していますので、併せてご覧ください。
【初心者さん向け】GA4で見るべき指標と活用のポイント
8.クロスチャネル戦略の構築
オウンドメディアを他のマーケティングチャネルと連携させることで、シナジー効果を生み出します。例えば、メールマーケティングで新しいブログ記事を告知したり、ウェビナーで紹介したコンテンツをブログで詳細に解説したりすることで、ユーザー体験を向上させましょう。
9.コミュニティの構築
読者や顧客との関係を深めるために、コメント機能やフォーラムを活用してコミュニティを構築しましょう。双方向のコミュニケーションを促進することで、ブランドへの信頼を高めましょう。
10.継続的な学習と適応
デジタルマーケティングのトレンドやテクノロジーは日々進化しています。最新の情報をキャッチアップし、柔軟に戦略を見直すことが求められます。業界の変化に対応できるよう、継続的な学習と適応を心掛けましょう。
まとめ
オウンドメディアは、自社のブランド価値を高め、顧客との関係を強化するための強力なツールです。戦略的なコンテンツ作成、SEO対策、ソーシャルメディアとの連携、データ分析、一貫した更新を通じて、オウンドメディアの効果を最大化することが求められます。
オウンドメディアの活用に興味のある方はもちろん、自社だけでの運用は不安だという方も、幅広く支援しておりますので、お気軽にお問合せください。