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【初心者さん向け】GA4で見るべき指標と活用のポイント

アクセス解析

こんにちは!ディレクター・ライターの色摩です。Google社が提供するアクセス解析ツールが「ユニバーサルアナリティクス」から「Googleアナリティクス4(GA4)」に移行して約10カ月経ちました。GA4は、ウェブサイトやアプリのユーザー行動を詳細に分析できるツールですが、多くのデータを閲覧できる分、どのデータを見たら良いか分からないという方もいらっしゃると思います。この記事では、自社サイトのアクセスは気になるけどGA4の見方が分からないという方向けに、特に確認すべき指標と活用のポイントをご紹介します。

目次

Googleアナリティクス4(GA4)とは

GA4は、Google社が提供するウェブ解析ツールです。従来版のユニバーサルアナリティクスと同様、ユーザー属性や流入経路、ページビュー数などを計測できるのはもちろん、GA4ではボタンのクリックやスクロール、ファイルダウンロード数などのイベントも計測しやすくなりました。また、端末をまたぐ計測やウェブサイトとアプリを統合した分析もでき、従来版よりもユーザー行動に即した分析が可能になっています。

GA4は、Googleアカウントを持っていれば誰でも無料で利用することが可能です。閲覧権限を別のアカウントに付与することもできるため、複数人で管理・運用することもできます。

ここだけは確認したい基本指標

GA4の画面を開くと、メニューから様々なレポートを見ることができますが、専門用語が多くデータもたくさん並んでいて、なかなか分かりにくい…!
ということで、とりあえずここだけは確認したいという基本の指標をまとめてみました。

1.ユーザーレポート

ユーザーレポートでは、ユーザー属性を詳細に分析できます。例えば、年齢、性別、使用しているデバイス、地理的な分布ごとのユーザー数を確認してみましょう。これにより、閲覧者の特性を理解し、ターゲットに合わせたマーケティング戦略を立てやすくなります。

例1:国別の数値を確認する

例2:デバイス別の数値を確認する

2.ライフサイクルレポート

(1)集客

「集客」メニューでは、ユーザーがどのようにしてサイトに到達したかを確認することができます。集客レポートには「ユーザー獲得」と「トラフィック獲得」があり、以下のような違いがあります。

  • ユーザー獲得:ユーザーが最初にアクセスした経路を分析します。
  • トラフィック獲得:何回目のアクセスかに関わらず、すべてのアクセスについて経路を分析します。

まずはユーザー獲得かトラフィック獲得のメニューで、「チャネルグループ」と「参照元」を確認しましょう。
チャネルグループ別に見ると、自然検索、外部サイト、SNSなど、各トラフィックソースからの訪問者数を確認できます。

参照元別では、より詳細にどの検索エンジンや外部サイトから流入しているのかを把握できます。トラフィックソース別の傾向や日々の増減を把握することで、どこからどのように集客すべきか戦略を立てやすくなります。

(2)エンゲージメント

「エンゲージメント」メニューでは、ユーザーがサイト内でどのように行動しているか分析することができます。「エンゲージメント」の中の「ページとスクリーン」メニューから以下の値を確認してみましょう。

  • 表示回数
    各ページが表示された回数を確認します。表示回数が多いページや少ないページを把握することで、ユーザーの関心を推測するのに役立ちます。また、ユーザー数と比較してみると、多くのユーザーが見てくれているのか、同じユーザーが繰り返し見ているのか推察することもできます。
  • 平均エンゲージメント時間
    ユーザーがページに滞在する平均時間を確認します。滞在時間が短い場合、コンテンツの質や閲覧しやすさを改善する必要があるかもしれません。
  • イベント数
    クリック、フォーム送信、スクロールなどのイベントがどの程度発生しているかを確認します。最初は「すべてのイベント」の回数が表示されますが、「click(外部リンクのクリック)」や「scroll(スクロール)」など、特定のイベントに絞り込んだ回数も表示できます。ユーザーが狙った行動を起こしてくれているか確認し、改善につなげましょう。

GA4の活用法

1.ユーザー行動の傾向や変化を把握する

日々データを確認することで、ユーザー行動の傾向や変化を把握できます。例えば、特定のページのトラフィックが急増している場合、そのページの内容やプロモーション方法を分析し、他のページにも適用することで全体のトラフィックを向上させることができます。

2.コンテンツを評価し戦略を立てる

エンゲージメントレポートを活用することで、ユーザーがどのコンテンツに興味を持っているかを推測できます。特にエンゲージメント時間が長いページやイベント数が多いページを分析し、成功要因を他のコンテンツにも適用することで、全体的なエンゲージメントを向上させることができます。

3.目標の達成度を測る

目標とするイベント数を確認することで、現状の達成度をリアルタイムで評価できます。イベント数や達成率が低下している場合、その原因を迅速に特定し、対策を講じることで、目標達成に向けた改善を継続的に行うことができます。

まとめ

GA4は、無料でありながら様々なデータを取得することができ、アクセス解析の基本ツールとなっています。とはいえ、慣れないとどこで何のデータが見られるのか分からなかったり、GA4独特の用語を理解するのが大変なのも事実。日々のサイト分析や運用にお困りの方、サイトリニューアルにあたってアクセス解析から始めたい方は、ぜひお問い合わせください!

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