Columm
【今さら聞けないシリーズ】Googleアナリティクスの主要用語解説
2025.1.10
アクセス解析
こんにちは! Webプロデューサーのなおです!
Googleアナリティクス(GA)とは、ウェブサイトのアクセスログやパフォーマンスを測定・分析するための無料ツールです。ここでは、今さら聞けないGoogleアナリティクスにおける主要な用語について、簡単に解説していきます。
目次
- 1. セッション(Session)
- 2. ユーザー(Users)
- 3. ページビュー(Pageviews)
- 4. 平均セッション時間(Average Session Duration)
- 5. 直帰率(Bounce Rate)
- 6. コンバージョン(Conversion)
- 7. イベント(Events)
- 8. チャネル(Channels)
- 9. 流入元と参照元(Source/Medium)
- 10. セグメント(Segments)
- 11. ユーザー属性(Audience)
- 12. ランディングページ(Landing Page)
- 13. エンゲージメント(Engagement)
- 14. 新規ユーザーとリピーター(New vs Returning Users)
- 15. GA4とUA(Universal Analytics)の違い
- まとめ
1. セッション(Session)
セッションは、ユーザーがウェブサイトやアプリにアクセスしてから終了するまでの一連の活動を指します。
セッションは以下の条件で終了します:
- ユーザーが30分以上操作をしない(デフォルトのセッションタイムアウト時間)。
- 日付が変わる(深夜0時をまたぐ)。
- キャンペーン(流入元)が変わる。
たとえば、ユーザーが午前中にサイトを訪れ、その後午後に再訪問した場合、2つのセッションとして記録されます。
2. ユーザー(Users)
ユーザーは、サイトやアプリを訪問した人を指します。一人のユーザーが複数回訪問しても、通常は1人としてカウントされますが、異なるデバイスやブラウザからアクセスすると別のユーザーとして認識されることがあります。
3. ページビュー(Pageviews)
ページビューは、ウェブサイト内の特定のページが閲覧された回数を表します。同じユーザーが同じページを何度も訪れても、その回数がすべてページビューとしてカウントされます。
4. 平均セッション時間(Average Session Duration)
平均セッション時間は、全セッションの総時間をセッション数で割った値です。この指標は、ユーザーがサイト上でどれだけの時間を費やしたかを示し、コンテンツの魅力度やユーザーの関心度を測るために役立ちます。
5. 直帰率(Bounce Rate)
直帰率は、ユーザーが1ページだけを閲覧してサイトを離れた割合を示します。例えば、ユーザーがランディングページを訪問し、他のページをクリックせずに離れた場合、その訪問は「直帰」となります。直帰率が高い場合、コンテンツやユーザー体験の改善が必要かもしれません。
6. コンバージョン(Conversion)
コンバージョンは、サイトで設定した特定の目標が達成された回数を指します。目標には、購入、問い合わせフォームの送信、ニュースレター登録などを設定することができます。これらの達成数を追跡することで、サイトのビジネス目的への貢献度を測定します。
7. イベント(Events)
イベントは、ページビュー以外の特定のアクション(クリック、スクロール、動画の再生など)をトラッキングするための仕組みです。これにより、ユーザーの細かな行動を記録できます。
8. チャネル(Channels)
チャネルは、ユーザーがどの経路を通じてサイトに訪れたかを分類する方法です。
主なチャネルには以下が含まれます:
- Organic Search(自然検索): GoogleやYahooなどの検索エンジンからの流入。
- Direct(ダイレクト): URLを直接入力してのアクセス。
- Social(ソーシャル): FacebookやTwitterなどのSNS経由。
- Referral(リファラル): 他のサイトからのリンクを通じた流入。
- Paid Search(広告): 検索エンジンの広告(Google Adsなど)を通じた流入。
9. 流入元と参照元(Source/Medium)
流入元(Source): 流入元の具体的な名前を指します(例:google, facebook.com)。
参照元(Medium): 流入元のタイプ(例:organic, cpc, referral)を表します。
これらを組み合わせることで、流入経路を詳細に分析できます。
10. セグメント(Segments)
セグメントは、データを特定の条件で絞り込むための機能です。たとえば、「新規ユーザーのみ」「モバイルデバイスからのアクセスのみ」など、条件に応じて分析できます。
11. ユーザー属性(Audience)
ユーザー属性では、訪問者の性別、年齢、興味関心、使用しているデバイスなどの情報が確認できます。これらのデータを使い、ターゲット層に適したコンテンツや広告戦略を策定できます。
12. ランディングページ(Landing Page)
ランディングページは、ユーザーが最初に訪問したページを指します。この指標は、どのページが訪問のきっかけとなっているかを把握するために役立ちます。
13. エンゲージメント(Engagement)
エンゲージメントは、ユーザーがコンテンツやサイトにどれだけ深く関与したかを示します。新しいGA4では、スクロール、クリック、動画視聴などもエンゲージメントの一部として計測されます。
14. 新規ユーザーとリピーター(New vs Returning Users)
- 新規ユーザー: 初めてサイトを訪問したユーザー。
- リピーター: 過去に訪問経験があり、再度訪問したユーザー。
このデータは、新規顧客の獲得状況と既存顧客のロイヤルティを理解するのに役立ちます。
15. GA4とUA(Universal Analytics)の違い
最新のGoogleアナリティクス4(GA4)では、従来のUAとは異なる計測モデルを採用しています。GA4はイベントベースの計測が中心であり、ユーザー行動のより細かい追跡が可能です。
【併せて読みたい!】
【初心者さん向け】GA4で見るべき指標と活用のポイント
まとめ
弊社ウェビーにてホームページを構築していただいているお客様には、定期的に直近1年間のアクセスログをまとめた「アフターレポート」を計測してお届けをしておりますが、計測するだけでは当然ながらサイトのパフォーマンスは改善させません。
結果を深く分析し、ポイントとなる課題やボトルネックを洗い出した上で、どのポイントにどのような施策を施すかが重要になります。
自社サイトの分析や改善に興味・関心のある方は、どうぞお気軽にお問合せください。