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【アナリティクス活用術】データをサイト改善に活かす方法
2025.12.2
アクセス解析

こんにちは! Webプロデューサーのなおです。
周知の通り、ホームページは公開して終わりではなく、むしろ公開してからが本番といえます。
大切なのは「データをもとに改善を繰り返すこと」。そのためのツールとして広く活用されているのが、「Googleアナリティクス」などのアクセス解析ツールです。
今回は、Googleアナリティクスを中心に、データをどう読み解き、どのように改善に結びつけていくのかざっくりとご紹介します。
目次
1.まず見るべき基本指標
アナリティクスには膨大なデータがありますが、最初は以下の基本指標に注目すると効果的です。
- ユーザー数:何人が訪れているか
- セッション数:訪問回数の合計
- 直帰率:1ページだけ見て離脱した割合
- 平均滞在時間:ページにとどまった時間
- コンバージョン数:問い合わせや購入など、目標達成件数
「集客状況(どれくらい来ているか)」「関心度(どのくらい見ているか)」「成果(行動につながったか)」の3つに分けて整理すると理解しやすくなります。
2.ユーザーの行動を可視化する
基本指標に慣れたら、次は「どんな人が」「どこから来て」「どう動いたか」を追っていきましょう。
- 流入チャネル分析:検索、SNS、広告、どこから訪問が多いか
- ランディングページ分析:最初に見られるページはどこか
- 行動フロー:訪問者がサイト内をどんな順番で回遊したか
例えば「SNSから来た人はすぐ離脱しているが、検索から来た人は問い合わせまで進む」といった違いが見えてきます。
3.改善のアクション例
アナリティクスでデータを見ていると、必ず課題が見えてきます。ここでは代表的なケースと改善の方向性を紹介します。
3-1. 直帰率が高いページ
課題の背景
- ページの内容がユーザーの期待と合っていない
- 読みにくい、欲しい情報にたどり着けない
- サイトの表示速度が遅い
改善の方向性
- ファーストビューで「何のサイトか」「どんな価値があるか」を明確に伝える
- CTA(問い合わせボタン・資料請求ボタン)を目立つ位置に配置
- 画像を最適化して表示速度を改善 など
3-2. 流入が少ない
課題の背景
- 検索結果で上位表示されていない
- SNSや広告からの誘導が弱い
改善の方向性
- SEOキーワードを見直し、ユーザーが検索しやすい語句をページタイトルや見出しに組み込む
- LINE公式アカウントやInstagramから記事や商品ページへリンク誘導を行う
- 必要に応じてGoogle広告・SNS広告でテスト配信 など
3-3. コンバージョン(目標とするアクション)が少ない
課題の背景
- 問い合わせフォームが長すぎる
- 購入フローが複雑
- 信頼感を与える要素が不足している
改善の方向性
- フォームの入力項目を減らす(例:名前・メール・電話番号だけに絞る)
- 決済方法や配送情報を分かりやすく提示
- お客様の声やレビュー、実績など「安心材料」を追加 など
3-4. 滞在時間が短い
課題の背景
- コンテンツが薄く、読む価値が伝わらない
- デザインやレイアウトが単調でスクロールされない
改善の方向性
- 写真・動画・図解を追加してビジュアルで魅せる
- ストーリー仕立てで「読ませる」記事構成にする
- 内部リンクを挿入して他ページへ誘導する など
3-5. デバイスごとの差異
課題の背景
- PCでは問題なくても、スマホだと見にくいケースが多い
- スマホユーザーの方が購入意欲が低い傾向
改善の方向性
- スマホファーストでUI設計を見直す
- ボタンサイズ、文字サイズを調整
- スマホ限定キャンペーンを用意して行動を促す など
まとめ
最後に、改善は一度で終わりではなく「繰り返し」がとても重要です。
「課題発見 → 仮説立案 → 改善実施 → 再分析 ↺」を回し続けることで、サイトを少しずつ着実に育てていきましょう。
ウェビーでは、弊社でサイト構築を支援させていただいたお客様へのアフターフォローとして、無料のサイト分析サービスを行っております。
また、これからサイト構築をお考えのお客様にも、ご要望と環境(GAが設定されている状態)があれば、サイト分析の上でのサイト改善提案、あるいはリニューアルのご提案を行います。

表示されている数値はサンプル(例)ですので、実際のアクセス数とは異なりますことをご了承ください。
自社サイトの診断に興味のある方は、お気軽にお問合せください。

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