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サイト運用の落とし穴!放置されがちな改善ポイント
2025.2.28
ホームページ運用

こんにちは!デザイナーの小林です。今回は「サイト運用の落とし穴!放置されがちな改善ポイント」についてお話しします。
Webサイトは一度公開すれば終わりではなく継続的な運用が必要です。しかし、多くの企業では日々の業務に追われ、サイトの管理が後回しになりがちです。その結果、更新されないコンテンツや使いにくいUI、セキュリティリスクの増大など、様々な問題が発生します。
本記事では、見落としがちなポイントを整理し改善策をご紹介します。ぜひ、自社サイトの運用にお役立ててください。
目次
1. はじめに:Webサイトは“作って終わり”ではない
Webサイトは企業の顔とも言える存在です。しかし、運用を怠ると、気づかないうちにユーザー離れやSEOの評価低下といった問題が発生します。
例えば、情報が古いままだと「この会社は最新の活動をしていないのでは?」と誤解される可能性があります。また、サイトの読み込み速度が遅かったり、スマホでの表示が最適化されていなかったりすると、訪問者のストレスにつながり競合サイトへ流れてしまうことも。
Webサイトは継続的にメンテナンスすることで、ユーザーにとって有益な情報源となり、企業の信頼性向上にもつながります。本記事では、特に放置されがちなポイントを5つ取り上げ、それぞれの対策を解説していきます。
2. 放置されがちな改善ポイントとその対策
(1)更新されていないコンテンツ
問題点
Webサイトに掲載されている情報が古いままだと、訪問者にとって信頼性が損なわれるだけでなく、SEO評価の低下につながる可能性があります。特に、会社概要や製品情報が数年前のままだったり、キャンペーンやイベントの告知が終了した後も放置されていたりすると、企業の姿勢が問われることになりかねません。
また、ブログやお知らせの更新が長期間途絶えていると、「この会社はもう活動していないのでは?」と誤解されるリスクもあります。定期的に情報を更新しないと、せっかく訪れたユーザーが信頼を持てずに離脱してしまう可能性が高まります。
対策
- 更新スケジュールを作成し、最低でも3〜6ヶ月ごとにコンテンツを見直す
- チーム内で担当者を決め、コンテンツのチェックと更新を定期的に行う
- ユーザーの関心を引く新しい記事やニュースを定期的に追加し、Webサイトの活性化を図る
(2)モバイル対応の不備

問題点
現在、多くのユーザーがスマートフォンでWebサイトを閲覧しています。しかし、PC向けに作られたデザインのままでは、スマホで閲覧した際にレイアウトが崩れたり、文字が小さく読みにくかったりすることがあります。また、ナビゲーションが分かりにくい場合、ユーザーが目的の情報にたどり着くのが困難になり、離脱率の上昇につながります。
モバイル対応が不十分なWebサイトは、Googleの検索順位でも不利になりやすく、SEOに悪影響を及ぼす可能性があります。特に、Eコマースサイトなど、ユーザーが頻繁に操作するサイトでは、スマホ最適化が必須です。
対策
- レスポンシブデザインを導入し、デバイスに応じた表示を最適化する
- フォントサイズを調整し、視認性を向上させる
- ボタンのサイズや配置を工夫し、タップしやすいデザインに変更する
- 画像の読み込み速度を改善し、スマホでの表示速度を向上させる
(3)使いにくいUI/UX
問題点
ユーザーがWebサイトを訪れた際、直感的に操作できないと離脱につながります。例えば、ナビゲーションが複雑すぎたり、目的のページへアクセスするまでに何回もクリックが必要だったりすると、ユーザーのストレスが増加します。また、ポップアップ広告が多すぎる場合や、CTA(コール・トゥ・アクション)が適切に配置されていない場合も、コンバージョン率の低下を招きます。
特に、初めて訪れるユーザーにとって、分かりにくいサイトは使いづらく、二度と訪れたくないと感じる原因になります。UX(ユーザーエクスペリエンス)の向上は、サイト運用において重要なポイントです。
対策
- シンプルなメニュー構成にし、不要なリンクを削減
- 重要な情報は視線の流れに沿って配置し、自然に誘導する
- CTAボタンのデザインや配置を見直し、適切な誘導を行う
(4)セキュリティ対策の不備
問題点
Webサイトのセキュリティ対策を怠ると、サイバー攻撃のリスクが高まります。特に、CMS(WordPress)やプラグインを長期間アップデートしないまま放置すると、脆弱性を突かれ、サイトがハッキングされる危険性があります。また、SSL証明書が期限切れになると、ユーザーに警告が表示され、信頼性が損なわれます。
対策
- CMSやプラグインを定期的にアップデートする
- SSL証明書を導入し、HTTPS化を徹底する
(5)お問い合わせフォームやCTAの最適化不足
問題点
Webサイトに訪れたユーザーが商品購入や問い合わせをしようとしても、フォームが使いにくかったり、CTA(コール・トゥ・アクション)が適切に設置されていなかったりすると、コンバージョンの機会を逃してしまいます。また、入力項目が多すぎたり、送信ボタンが目立たないデザインになっていると、ユーザーが途中で離脱してしまうこともあります。
対策
- フォームの入力項目を最小限にし、ユーザーの負担を減らす
- CTAボタンの色や文言を最適化し、目立たせる
- フォームのエラーメッセージをわかりやすくし、スムーズに送信できるようにする
3.運用の外注 vs. 内製のメリット・デメリット
企業によっては、運用を自社で行うか、外部に委託するかを迷うケースがあります。以下のように整理すると、意思決定の参考になります。
項目 | 内製 | 外注 |
---|---|---|
コスト | 人件費がかかるが、ランニングコストは低い | 月額費用が発生 |
対応スピード | 社内ですぐに対応可能 | 依頼から対応まで若干のタイムラグあり |
クオリティ | 担当者のスキルに依存 | プロに依頼できるため高品質 |
リソース負担 | 社内のリソースを消費 | 社員はコア業務に集中可能 |
自社の状況に応じて、どちらを選ぶべきか判断する材料になります。
4.SNSとの連携による集客強化
ホームページの運用だけでなく、SNSと連携させることで集客効果を高めることができます。
効果的なSNS活用例
- Instagram: 商品やサービスのビジュアルを魅力的に伝える
- X(旧Twitter): 最新のお知らせやトレンド情報をリアルタイムで発信
- Facebook: 企業の信頼性向上やキャンペーン情報の共有
- YouTube: 動画コンテンツでサービスの活用方法や企業の魅力を伝える
SNSと連携するメリット
- 最新情報を手軽に発信できる
- ホームページへの流入を増やせる
- ユーザーとのコミュニケーションが活性化する
- 検索結果にSNSの投稿が表示され、SEOにも貢献
SNSを活用することで、Webサイト単体での運用よりも集客力を強化できます。
5.まとめ
Webサイトはただ作るだけではなく継続的な運用が不可欠です。今回紹介した5つのポイントは、特に見落としがちな部分ですが、改善することでユーザー体験の向上やコンバージョン率の向上につながります。さらに、SNSとの連携でホームページへの流入増加も期待できます。
定期的なアクセス解析を行い、ユーザーの行動を把握することで、より効果的な改善策を講じることが可能です。
ウェビーではホームページ診断や業務で忙しいお客様に代わり更新作業をするコンテンツ支援、WordPress(プラグイン含む)の定期的なバージョンアップ作業をおこなうセキュリティプランなど承っております。
ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。