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実績集や採用サイトに使える!インタビュー記事の作り方

ライティング

こんにちは!ディレクター・ライターの色摩です。
コーポレートサイトや採用サイトでは、実績集や社員の声を通じて、読者に具体的なイメージを伝えることが重要です。そのために効果的なのが、インタビュー記事や動画です。インタビューコンテンツを活用すれば、単なる情報の羅列ではなく、読者に共感や興味を持たせるストーリーを組み立てることができます。この記事では、インタビュー記事を作成するためのステップとポイントをご紹介します。

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目次

ステップ1. 目的を明確にする

具体的な制作を進める前に、まずはインタビュー記事の目的を明確にしましょう。サービスの実績集や事例集であれば、自社が提供できることや、その事例が成果を上げた要因を伝えることが目標になるでしょう。採用サイトに掲載するのであれば、具体的な仕事内容や社員の人柄、カルチャーや制度などを伝えることが目的になります。目的を明確にすることで、インタビューの質問内容や記事の方向性も定めることができます。

ステップ2. 適切なインタビュイーを選ぶ

インタビューする相手(インタビュイー)を選ぶ際は、記事の目的に合った人物を選ぶことが重要です。事例や実績を紹介する場合は、そのプロジェクトに深く関わったメンバーや、可能であればお客様にインタビューするべきです。また、採用サイトでは、求人者に何を訴えたいかによって、インタビュイーを選定します。

  • (例1)長期のキャリアパスをイメージしてもらいたい。
    →若手・中堅・ベテランに満遍なくインタビューする。
  • (例2)福利厚生や働きやすさをアピールしたい。
    →子育て中のスタッフや柔軟な働き方を実践しているスタッフにインタビューする。

ステップ3. 質問を準備する

インタビューの質問は、単に情報を引き出すだけでなく、インタビュイーの個性や考え方を浮き彫りにするものが理想的です。オープンクエスチョン(「なぜ」「どのように」など)を中心に据えると、インタビュイーの考えや感情が引き出されやすくなります。また、事前にインタビュイーに質問を共有し、考える時間を与えると、より充実した回答が得られるでしょう。

ステップ4. インタビューを実施する

インタビューは、対面、電話、ビデオ通話などさまざまな方法で行うことができますが、可能であれば対面で行うことをお勧めします。対面でのインタビューは、相手の表情や声のトーンなど、微妙なニュアンスを捉えやすく、より自然で深い会話ができるからです。

また、インタビュイーが慣れていない場合は、インタビュー中に言葉が詰まったり、なかなか回答が出てこないこともあります。質問を事前に共有している場合でも、インタビュー中に質問の仕方を変えてみたり追加の質問をすることで、回答しやすいように工夫しましょう。ただし、このとき欲しい回答に誘導するようなことはしません。あくまで、インタビュイー本人の言葉を引き出すように意識してみてください。

インタビューは録音しておくと、後で記事を作成する際に便利です。自分で聞き直すことだけが目的であれば、スマートフォンのレコーダーでもまったく問題ありません。(最近のスマートフォンには、文字起こしできる機能が標準搭載されていることもあり、個人的に非常に重宝しています。)

ステップ5. 記事の構成を考える

記事を構成する際は、読者が興味を持ち続けられるようにストーリーを組み立てることが重要です。例えば、インタビュイーのバックグラウンドから話を始め、次に具体的なエピソードに進み、最後に結論や教訓をまとめるといった流れです。また、インタビューの目的にもよりますが、インタビュイーの核となる思いや要点を定めると、それを基準にストーリーを展開しやすくなります。

インタビュー記事の構成には、いくつかの形式があります。それぞれの形式は、目的や読者に与えたい印象に応じて使い分けます。

会話形式(ダイアログ形式)

会話形式は、インタビュアーとインタビュイーの対話をそのまま記事に反映する形式です。Q&A形式でインタビューの内容が展開されるため、読者にとって読みやすく、臨場感を持たせることができます。例えば、以下のように構成されます。

インタビュアー:このプロジェクトの最も大きな挑戦は何でしたか?
インタビュイー:最も大きな挑戦は、短期間で高品質の製品を提供することでした。……

この形式は、インタビュイーの言葉をそのまま伝えることができ、読者にインタビュイーの人柄や考え方がダイレクトに伝わります。

一人称形式

一人称形式は、インタビュイー自身の視点から語られる形式です。インタビューの内容を、インタビュイーが直接読者に話しかける形で書き起こします。この形式は、インタビュイーの感情や経験がより強く伝わり、読者との共感を生みやすいです。インタビュイーの個人的な体験や意見を深く掘り下げるのに適しています。

「私がこのプロジェクトに参加したとき、最初に感じたのは○○○○○ということでした。……」

三人称形式

三人称形式は、インタビュイーの話を記者がまとめて第三者の視点で紹介する形式です。この形式は、客観的にインタビュイーの話を伝えたい場合や、複数のインタビュイーの意見をまとめたり、全体像を俯瞰的に伝えたい場合に有効です。また、インタビュアーの主観も織り交ぜてストーリーを展開したい場合にも適しています。

「田中さんは、このプロジェクトに参加する中で、特に品質管理に注力しました。……」

ステップ6. 記事をブラッシュアップする

記事の編集では、インタビュー内容が伝わりやすいように整理し、必要に応じて補足情報を追加します。冗長な部分を削除し、インタビュイーの言葉を尊重しながらも、読みやすさを重視して文章を整えることが重要です。また、見出しや小見出しを効果的に使い、流し読みしても要点を捉えられるような、視覚的にも読みやすい記事に仕上げましょう。原稿はインタビュイーにも確認してもらい、誤解を防ぐためのフィードバックを得ることも大切です。

ステップ7. 写真やビジュアルを活用する

記事をより魅力的にするためには、インタビュイーの写真や関連するビジュアルを活用しましょう。写真は、インタビュイーの人柄や職場の雰囲気を視覚的に伝える効果があります。

また、文章のみがずらずら続いていると、読むことにエネルギーを費やす記事になりがちです。特にスマートフォンでは、画面の横幅が狭い分、一段落が縦に長くなります。文字数がそれほど多くなくても長い文章に見えやすいため、間に写真を挟むことで文章の密度を軽減しましょう。

まとめ

インタビュー記事は、企業の魅力を具体的に伝えるために有効な手段です。適切な準備と工夫を重ねることで、読者に共感や興味を持たせる魅力的な記事を作成することができます。ウェビーでは、コンテンツの企画から取材・ライティング、さらには動画制作まで対応しています。無料相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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