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【今さら聞けないシリーズ】EFOって?
2024.7.11
EFO
デザイン
こんにちは!フロントエンジニアの髙橋です。みなさんはEFOという言葉、ご存じでしょうか?
EFOとは日本語で「エントリーフォーム最適化」を意味し、ホームページのユーザーエクスペリエンス(UX)を向上させる手段の一つとして重要な役割を果たしています。
今回の記事では、EFOの重要性や主な取り組みについてざっくりと解説していきます。
目次
EFO(エントリーフォーム最適化)とは?
EFO(Entry Form Optimization)とは、日本語でエントリーフォームの最適化を意味します。これは、ホームページ上のフォーム(お問い合わせフォーム、会員登録フォーム、アンケートフォームなど)を改善し、ユーザーがスムーズに入力を完了できるようにすることで、コンバージョン率を向上させる手法です。
EFOの重要性
EFOは、ユーザーがフォームに入力する際に感じるストレスを軽減し、コンバージョン率を向上させることを目的としています。例えば、入力フィールド数が多すぎたり、使いにくいインターフェースが原因でユーザーが途中でフォーム入力を諦めてしまうことがあります。これにより、ビジネスチャンスを逃すことになりかねません。EFOはこれらの問題を解決するための手法であり、次のような重要な要素を含みます。
- ユーザー体験の向上:
フォームの見やすさや使いやすさを改善し、ユーザーがストレスなく入力を完了できるようにします。これは、ブランドイメージの向上にもつながります。 - 入力完了率の向上:
フォーム入力の途中でユーザーが離脱するのを防ぎ、最終的に入力を完了してもらうことを目指します。 - エラー防止と修正:
エラーメッセージのわかりやすさや、エラーが発生した際の入力内容の保持など、ユーザーがスムーズに問題を解決できるようにすることで、ユーザーのフラストレーションを軽減します。 - モバイル対応:
スマートフォンやタブレットなど、さまざまなデバイスでの入力を快適にするための設計が含まれます。これにより、より広範なユーザー層に対応できます。
EFOの主な取り組み5選
1. フォームのデザインとレイアウトの最適化
エントリーフォームのデザインとレイアウトは、ユーザーエクスペリエンスに大きな影響を与えます。以下にいくつかのポイントを挙げます。
- シンプルに保つ:
入力フィールドの数を最小限に抑え、ユーザーが一目で必要な情報を把握できるようにします。 - 視覚的なヒント:
プレースホルダーやラベルを使用して、各フィールドの入力内容を明確に伝えます。 - レスポンシブデザイン:
モバイルデバイスでも使いやすいフォームを設計し、幅広いデバイスで快適なユーザー体験を提供します。 - ステップ形式のフォーム:
長いフォームは複数のステップに分けて、ユーザーが一度に入力する情報量を減らすことで、心理的な負担を軽減します。
2. 入力補助機能の活用
ユーザーの入力をサポートする機能を実装することで、入力ミスを減らし、スムーズな体験を提供できます。
- リアルタイムバリデーション:
ユーザーが入力する段階でリアルタイムにエラーを表示し、修正を促します。 - 自動補完:
名前や住所など、入力が予測可能な項目については自動補完機能を提供します。
例えば、住所入力の際に郵便番号を打つと、市区町村まで自動入力されるような仕組みを取り入れます。 - 入力例の提示:
特定のフォーマットが必要な場合、その形式を明示します。
例えば、フォームのプレースホルダーに「ハイフン不要(半角数字)」と表示するとユーザーの入力を手助けできます。
3. エラー処理
エラーメッセージはユーザーに理解しやすく、迅速に修正できるようにする必要があります。
- 明確なエラーメッセージ:
どのフィールドにエラーがあるのかを具体的に示します。 - エラーハンドリング:
可能ならば、入力エラーを自動で修正する機能を追加します。 - エラー箇所の強調表示:
エラーのあるフィールドを色やアイコンで強調表示し、ユーザーがどこにエラーがあるかを一目でわかるようにします。
4. ユーザビリティテスト
フォームの使いやすさを評価するために、実際のユーザーによるテストを行います。
- ユーザーフィードバックの収集:
ユーザーからのフィードバックを基に、フォームの改善点を見つけ出します。 - 分析と最適化:
テスト結果を分析し、改善のための具体的なアクションを取ります。
5. フィードバックの重要性
フォーム提出後のフィードバックも重要です。成功メッセージや次のアクションを明示することで、ユーザーの不安を取り除きます。
- 提出確認メッセージ:
フォーム送信後に「送信が完了しました」などのメッセージを表示し、次のステップを案内します。 - 次のアクション:
成功メッセージとともに、ユーザーが次に取るべきアクション(例えば、確認メールのチェックやアカウントの有効化手順)を具体的に示します。
フォーム作成ツールの紹介
EFOを実現するためには、優れたフォーム作成ツールの利用が不可欠です。以下に、ウェブ上で利用できる代表的なフォーム作成ツールを紹介します。
Googleフォーム
Googleフォーム
無料で使えるGoogleのフォーム作成ツール。簡単な操作でアンケートや問い合わせフォームを作成でき、Googleスプレッドシートと連携してデータ管理も容易です。
Microsoft Forms
Microsoft Forms
MicrosoftのOffice 365に含まれるサービス。シンプルな操作でフォームを作成でき、Excelと連携してデータを管理できます。
Typeform
Typeform
直感的なUIでインタラクティブなフォームを作成できるツール。魅力的なデザインとユーザーフレンドリーなインターフェースが特徴です。無料プランで3つまでフォームを作成でき、1つのフォームにつき10個までの質問を設定できます。
JotForm
JotForm
多様な用途に対応するフォーム作成ツール。条件分岐や支払い機能などの高度な機能を備えており、ビジネスでの利用に最適です。無料プランで5つまでフォームを作成できます。
まとめ
エントリーフォーム最適化(EFO)は、ユーザーエクスペリエンスとコンバージョン率を大幅に向上させるために重要な要素です。
せっかくお問い合わせまでたどり着いたユーザーに離脱されないよう、フォームのデザインや入力補助機能などを活用し、ユーザーがストレスなく入力を完了できるような環境を整えましょう。
ウェビーでは、EFOやMEO、SEO、Web広告などのWebマーケティングにも力を入れています。ご相談やご要望などありましたらお気軽にお問い合わせください。